ソーシャルメディア時代のリスクマネジメント

ソーシャルメディア関連を専門とするリスクコンサルタントが、企業のリスクマネジメントについて書いています。

宣伝・広報

銀座いせよしの炎上に見る、3年前とは規範意識が大幅に異なっているということ

銀座いせよしという呉服店のポスターがネットで炎上しました。 呉服店のポスター「ハーフの子を産みたい方に。」に批判殺到 「ご意見を真摯に受け止める」とコメント - ねとらぼ 「ハーフの子を産みたい方に」3年前の着物店ポスターが物議 ブログ削除し「真…

阪急電鉄×パラドックス社の中吊りに見る、「共感」と「反感」の構図

阪神電鉄がパラドックス社とコラボレーションして企画した車内広告(中吊り)に対する評判が非常に悪く、いわゆるネット炎上に至りました。 阪急電鉄、「はたらく言葉」車両ジャック企画中止へ 批判受け「思いが至らなかった」 : J-CASTニュース これ「働か…

【追記あり】カネカの炎上に見る、レピュテーションマネジメントの要諦

化学系メーカーとして有名なカネカが、人事労務問題で炎上しています。 夫の育休直後に転勤命令「信じられない」妻が告発 カネカ「コメントは差し控えたい」(BuzzFeed) カネカ、育休(合法)行使の男性社員に遠距離転勤(合法)行使でやり返したと配偶者発の炎…

広告クリエーターのお悩み

東洋経済オンラインに、非常に興味深い記事が掲載されていました。 toyokeizai.net これを拝読し、広告制作側の悩みに深く首肯するとともに、広告クリエイティブを原因としたネット炎上の予防施策について、制作サイドにまだまだ認識が広まっていないのだな…

下ネタは、下ネタだから炎上するのか

普段、広告関係者(広告代理店の方々や企業の宣伝・広告担当の方々)とお話をしている中での印象として、炎上狙いのプロモーションでもない限り「下ネタ」はプロモーションにおいてタブーである、ということが共通認識になりつつあるように感じます。 今回は…

ステレオタイプという罠

企業がプロモーションやマーケティングを行う場合、年齢、性別、職業、収入、居住地、家族構成などなど、様々な属性で区切って消費者のペルソナを設定します。 その上で、商品企画におけるマーケティングリサーチであれば、ペルソナに合致する人に対して各種…

レピュテーションリスクには、ランクがある

本ブログは、企業にとってのソーシャルメディアにおけるリスクについて掘り下げて考察することをテーマにしています。 このため、企業のネット炎上も重要な話題の1つなのですが、ひとくちに企業のネット炎上と言っても原因はいろいろあります。 今回は、理…

「炎上」と「論議」の違い

全部「炎上」でくくってしまっていいのか 「ネット炎上」とは、対象となる人や企業・団体による言動に対して、ネット上で多数の批判や非難、罵倒などが寄せられている状態のことを指します。 その際、その批判や非難、罵倒の陰にある、対象に対する肯定的な…

ユーモアと広告と炎上

近年、ユーモアのつもりが消費者の怒りを買って炎上する、というプロモーションが散見されます。 つい先日も、ロフトのプロモーションがこのパターンで炎上し、動画の配信を停止しました。 ロフトのバレンタイン広告「女の子って楽しい!」にTwitterユーザー…

悪名は無名に勝るのか? 炎上マーケティングの功罪

芸能人や政治家は、ヒール役にも需要があったり、功罪の功の部分に注目して熱心に支持してくれる人が一部でもいれば活動を維持できる面があるので、炎上マーケティングでの効果も一定得られる可能性が高いように思います。 その最たるケースがアメリカのトラ…

広告審査の落とし穴

ネット炎上の昨今の傾向として、企業や団体のプロモーションが対象となるケースが少なくない割合を占めています。 その多くは「違法ではないけれど不適切である」という主旨の指摘がネット上に多数寄せられるなどして謝罪に至るわけですが、その謝罪文にはほ…

ジェンダーロールとネット炎上

ジェンダー関連のネット炎上として、杉田水脈衆議院議員が『新潮45』に寄稿した『「LGBT」支援の度が過ぎる』の話題が記憶に新しいところですが、LGBTQ関連を原因としたネット炎上は政治家の発言が発端となるケースが非常に多い一方、企業活動に関連するもの…

西武・そごう「わたしは、私」に関する議論

2019年正月、西武・そごうの広告が議論を呼んでいます。 西武・そごう「わたしは、私。」 www.sogo-seibu.jp 最もポリティカルコレクトネスの観点からロジカルに説得力のある問題提起は、概ね以下のような論調ではないかと思います。 ーーーーー 女性である…