ソーシャルメディア時代のリスクマネジメント

ソーシャルメディア関連を専門とするリスクコンサルタントが、企業のリスクマネジメントについて書いています。

【ソーシャルリスクマネジメント体制を作れ!】その1 なぜネット炎上に備えなければならないのか

様々な企業様から、「ネットで自社が炎上したときに、直ぐにプロに相談できる状態を作りたい」というご相談をいただくことがあります。 つまり、万が一炎上した場合に、鎮火させるのを手伝って欲しいというご依頼です。 残念ながら、私はそのようなご依頼は…

【書籍紹介】髙井・岡芦法律事務所編『SNSをめぐるトラブルと労務管理』

もし従業員がソーシャルメディア上で問題を起こしたら 企業が対象となるネット炎上には、いくつかの類型があります。 その一つが、ソーシャルメディアにおいて従業員が私的なアカウントでおこなった投稿が発端となるケースです。 例えば、 小売店舗や飲食店…

悪名は無名に勝るのか? 炎上マーケティングの功罪

芸能人や政治家は、ヒール役にも需要があったり、功罪の功の部分に注目して熱心に支持してくれる人が一部でもいれば活動を維持できる面があるので、炎上マーケティングでの効果も一定得られる可能性が高いように思います。 その最たるケースがアメリカのトラ…

ネット炎上には、削除依頼ではなくアカウンタビリティ(説明責任)で

「某掲示板に自社の内部情報が書かれている」「自社への謂れのない中傷がTwitterに書かれている」という状況になると、その企業の意向としては、当該投稿を削除したいと考えるのが自然です。 実際に、「削除したいのだけれど、どうしたらいいだろうか」「削…

広告審査の落とし穴

ネット炎上の昨今の傾向として、企業や団体のプロモーションが対象となるケースが少なくない割合を占めています。 その多くは「違法ではないけれど不適切である」という主旨の指摘がネット上に多数寄せられるなどして謝罪に至るわけですが、その謝罪文にはほ…

ジェンダーロールとネット炎上

ジェンダー関連のネット炎上として、杉田水脈衆議院議員が『新潮45』に寄稿した『「LGBT」支援の度が過ぎる』の話題が記憶に新しいところですが、LGBTQ関連を原因としたネット炎上は政治家の発言が発端となるケースが非常に多い一方、企業活動に関連するもの…

西武・そごう「わたしは、私」に関する議論

2019年正月、西武・そごうの広告が議論を呼んでいます。 西武・そごう「わたしは、私。」 www.sogo-seibu.jp 最もポリティカルコレクトネスの観点からロジカルに説得力のある問題提起は、概ね以下のような論調ではないかと思います。 ーーーーー 女性である…

ネット炎上は、特殊な人たちによる「いいがかり」なのか

ネット炎上に参加するのはごく一部の人たち? ネット炎上の参加者はネット利用者の中でも極々一部の人たちである、ということは、ネット炎上を研究している山口真一先生によって一貫して指摘されていることです。 ただ、その「一部の人」がどのような人々で…

なぜ「リスクヘッジ」ではなく「リスクマネジメント」が必要なのか

企業にとって、すでにソーシャルメディアは無視できない存在になっています。 多くの企業がソーシャルメディアの公式アカウントを開設し、広報やマーケティングに活かしています。 他方、ソーシャルメディアで広まるネガティブな評判や、さらにそれが大きな…